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2086号 知っていることでも傾聴する


■今日は、コミュニケーションについて、

 あらためて自分に言い聞かせておかねばならないな、と
 おもうことをお話しします。

 それは、


 【 世の中には、
    知っている(言いたくなる)ことであっても
             言ってはいけないことがある 】


 ということ。


■昔、あるとき私は、先輩の経営者と話をしていました。

 先輩は、Aさんという人について話を
 はじめたのですが、

 「Aさんって、○○○○(会社名)の人ですよね」

 と、私はすかさず、口を挟みました。

 Aさんのことは少し知っていたので、そのことは
 ぜひ言っておきたくおもったのです。

 「そうだよ」

 先輩は、話をつづけます。

 「このあいだ、そのAさんに会ったんだよ。
 そのときにね、△△△△という話になって」

 「あ、その話なら、わたしも知ってます」


■再び私は、先輩の話が終わるのを待たずに
 割りこみました。

 「そうか、知ってるか」

 このとき、先輩の顔色がすこし不機嫌になったのを、
 いまなら見逃さなかったのでしょうが、、、。

 先輩は、さらに続けます。

 「それが、そのあと□□□□って話になって」

 「あ、□□□□のことなら、わたしBさんから聞いてます」


■2、3回、こんなやりとりが続いたあとで、
 先輩は、

 「きみは、知っているから言いたいんだろうけど、
  ぼくが気分を害するから、やめてくれないかな」

 と、言いにくいことだったでしょうが、率直に
 叱ってくださったのでした。

 「そういうの、相手の気分を害するから
  やめておいたほうがいいよ。

  ぼくの気分を害するぶんにはかまわないけど、ほかの人に
  それをやるのはまずいと思うよ」


■振り返ってみると、私はよくこんなことをしてるなあ、
 と、そのとき反省したのでした。

 いまなら、もう少しまともな会話ができたかも
 しれないのですが、当時は私も若かったのです。


■こんなとき、ふつうだったら

 「こいつ、場の流れというのを理解できないのか」

 「空気読めないんだな」

 と思われて終わりです。

 そこを、私のためをおもって言ってくださった先輩に
 心から感謝しています。


■基本的に

 「知っているからこそ、口を差し挟みたくなる」

 ものです。

 自分の知っていることを相手がしゃべったら、
 その話をつい、自分のほうへ引き寄せたくなります。

 そこを、グッとこらえて、
 相手の話に傾聴しなければいけないことがある。

 この、コミュニケーションにおいてとても大切なことを、
 そのとき教えていただいたのでした。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■人と会話をしているとき、自分が知っている内容が    出てくることはよくある。    そのとき、「あ、その話なら知っています」と言って    いいのかどうか、その場面や相手に応じて、判断する    必要がある。   ■知っていることは、誰でも言いたくなるし、話の主導権を    握りたくなってしまうもの。    しかしそこをあえて相手の話に傾聴することで、気持ちよい    コミュニケーションができることがある。

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