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2034号 書くことで自分と対面する


■先日、久しぶりに「徒然草」をひもときました。


 【今日のお薦め本
       徒然草 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) 】

                                      角川書店 (編集) 


■徒然草、きっと皆さんも読んだことがおありでしょう。

 中学だったか、高校だったかの
 古文の時間に初めて接した、

 という人が、多いかとおもわれますが、

 さまざまな人生経験を重ねていくにつれ、
 改めて、自らすすんで読みたくなるのが、
 また古典の魅力でもあるのでしょう。

 そんなわけで、なぜか無性に「徒然草」を改めて
 読み返したくなり、この小さな本を手にとって
 みたのです。


■ちなみに多くの人にとって、
 古文の時間、一番最初に触れたのが、この「序段」、


 「つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて、
  心にうつりゆく由なし事を、そこはかとなく書き付くれば、
  あやしうこそもの狂ほしけれ。」


 だったことでしょう。


■徒然草のなかでもとりわけ有名な箇所ですが、

 この角川書店「ビギナーズ・クラシックス」版では
 こんな現代語訳がなされています。


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 今日はこれといった用事もない。

 のんびりと独りくつろいで、一日中机に向かって、
 心をよぎる気まぐれなことを、なんのあてもなく書きつけてみる。

 すると、しだいに現実感覚がなくなって、
 なんだか不思議の世界に引き込まれていくような気分になる。


 人から見れば狂気じみた異常な世界だろうが、
 私には、そこでこそほんとうの自分の対面できる気がして
 ならない。

 人生の真実が見えるように思えてならない。

 独りだけの自由な時間は、そんな世界の扉を開いてくれる。


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■現代語訳をされた方の「味わい」も、
 そうとうに含まれているとは思うのですが、

 文章を書くということには、
 たしかにそういう効果・効能があるように思われます。

 この「平成進化論」も、独りで、つれづれなるままに
 「硯」ならぬ、パソコンに向かってですが、

 心にうつりゆくよしなしごとを書きつづっている
 わけです。

 すると、だんだん自分が見えてくる。


■この徒然草「序段」によれば、

 「ほんとうの自分」と対面するには次の
 3つのものが必要とのこと。


  ▼独りで、

  ▼ある程度まとまった時間をとって、

  ▼「書く」ということ。


■自分の価値観をハッキリさせたい。強みが知りたい。
 先行きについてじっくり考えたい。

 どうしたらいいでしょうか、

 という質問をたくさんいただきます。

 ぜひ、文章を書いてみてください。

 ものを書くということは、自分自身と対話することです。

 書いているうちに、だんだんと自分の進むべき道が
 浮き彫りになってきます。


■自己対話をしているうちに、
 今の自分でいいのか、とか反省させられたり、

 知らなかった自分を知るきっかけにもなります。

 考え事がまとまっているから文章が書けるのではなく、

 書いているうちに、ぼんやりとした考えが
 ひとつの形状を帯び、まとまった形になってくる
 もののようです。


■久々に徒然草が読みたくなって、ひもといてみたら、
 まっさきにこの一文が目に入り、

 これは、まさに自分が今やっていることではないかと
 おもった次第。


■みなさんも、つれづれなるままに、日常の思いのたけを
 紙でもパソコンでもいいので、縷々、記してみられては
 いかがでしょうか。

 きっと、

 「あやしうこそものぐるほけれ」

 の世界を味わうことができるはず。


 【今日のお薦め本
       徒然草 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) 】

                                      角川書店 (編集) 

  
 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■徒然草「序段」によれば、ほんとうの自分と対面するには       次の3つのものが必要。                      ▼独りで                             ▼ある程度まとまった時間をとって                 ▼「書く」ということ                      ■考えていることがまとまっているから文章が書ける          のではなく、書くから考えがまとまってくる。            「ああ自分はこう考えていたのか」と文章を書いている        ときに初めてわかることもしばしば。               ■ブログでも個人的な日記でも、つれづれなるままに          文章を書いているうちに自分のすがたも               ハッキリつかめてくるだろう。               

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