■上に本田直之さんとランチするなかで 興味深い話があった、と書きました。 興味深かった話とは、本田さんが 【 いろんな誘いがあったら、とりあえずはその誘いに 乗ってみる(流されてみる)人が、 結局のところ、長い目で見て、 うまくいっている人が多いように思う 】 という分析をされたこと。 ■その話を聞いて、まったくわたしも同感なのでした。 また、期せずして、私もできる限り、そのように心かげて きたつもりです。 明らかに向いてない、とか、まったく興味を覚えない、 ということ以外は、できるだけ各種お誘いには乗るように してきて、 結果として、それが新しい展開や出会いに つながったことが多いように思うのです。 「食わず嫌いよりも、まずは一度チャレンジしてみて、 ダメだったら撤退する」 そんな姿勢が重要なのかもしれませんね。 ■ちなみに、関連する話ですが、 先日、このメルマガで連載した 「無能領域は切り捨てる、有能領域を磨きましょう」 というシリーズについて、かなりの数の 「やってみないと何が有能で何が無能か分からないと 思うんですが」 「できない世界を切り捨てるだけだと 世界が広がらないと思うんですが」 といった質問や疑問をいただいておりました。 ■申し訳ありませんが、ご感想やご質問への個別のご返信は 行っておりませんので、こちらの誌面を借りて、 誤解のないように補足しておくと、 【 やる前になにが有能で、なにが無能かは分からない 】 だから 【 まずはやってみる 】 という姿勢は非常に大切だと考えています。 ■特にまだ自らの強みが明確に見えていないので あれば、なおのこと、 チャンスがあれば、どんどん試してみるべきだと おもいます。 そうして、しばらくやってみると、 それが向いているか、向いてないか、 あるいは 向いていた(=能力が発揮できる)としても それをやりたくない、 などが見えてくるはずなのです。 ■ですから、なにもしないのに 「自らの有能性」「自らの無能性」 を決め打ちすべきではないと考えているのは いうまでもありません。 ■あわせて、 「あ、これはオレには(私には)向いてないわ」 とおもったら、それまでの投下時間を惜しむことなく すぐに損切りすることが大切です。 せっかくここまでやったから、とそのジャンルに それ以降も張り付くのは時間という貴重な資源を 浪費する行為だと考えます。 このあたりは投資、資産運用と同じで 「損切り」が重要な概念になってくるでしょう。 ■以前にも書いた 「私はワード、エクセルを使えません」 というのも、まさにそうで、 「それらをわかるように教えてくれる人が ないから、できないだけではないでしょうか」 という感想もいただいたのですが、 実際は、何度も講座を受講したりして チャレンジしてみて、 「上達しないし、なによりパソコン触ってても まるで楽しくない」 のだから、 「あ、そもそもこれはオレのやる仕事じゃないわ」 と思って、 【 損切りした 】 というのが正確なところです。 ■したがって、もちろん (使えたほうが有利に決まってるので) その昔、何度かチャレンジはしているのです。 ただ、これは私にとっての「無能領域」だと 認識したという話なのです。 ■まわりくどい話になりましたが、 いずれにしても、 【 やってみないことには適性も分からない 】 わけですから、 【 まずは(いろんな誘いや提案があれば) 明らかに興味や適性のないことがわかる例外を除いて、 やってみる 】 【 その上で適性を判断する 】 という流れが重要かと思います。 ■この流れを繰り返していくうちに 次々と新しい世界が切り開かれ、 「自分の卓越性のみで勝負している」 という個性や自分らしさが磨かれてくるのでは ないでしょうか。 ■ちなみに、私にとっての新しいチャレンジは ドラッカーの勉強であり、 大学に行くことを決めたことであり、 ランニングであり、 (それらが一段落したら勉強したいなと思っているのが) 漢詩であり、 盆栽、 ボイストレーニング、 世界史(とくに西洋史)、 などなど、 (いずれもすでに書籍、教材だけは購入して、 いつでも本格的に学習を始められる態勢だけは 整えています) なのです。【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■誘いには乗ってみる(流されてみる)ことが重要。 ■そのうえで適性があるようなら、さらに深掘りし、 適性がなさそうなら、さっさと撤退する。 ■その繰り返しの行き着く果てに、 「自分の卓越性のみで勝負している」 という個性や自分らしさを活かした新しい人生が 切り開けるのではなかろうか。
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2033号 誘いには乗ってみる
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