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1994号 頭がしびれるくらい、考え込んでみる読書


■このところ、じっくり腰を据えて、本を読み進める中で
 「頭がしびれる」経験を頻繁にします。

 一日が終わったとき、

 興奮と心身の消耗が入り交じった
 不思議な感覚とともに床につくことが多いです。


■もちろんそれは、このところのメルマガでも
 直接、間接に書いている通り、


 「わたしは個人としてこれから何をなすべきか」

 「わたしは何によって憶えられたいのか」

 「わたしが大事にしている価値観は」

 あるいは

 「企業(当社)の存在理由はなにか」

 「事業の目的はなにか」

 「顧客はだれなのか」

 「顧客の考える価値とは」

 あるいは

 「来るべき社会とはどんな社会になるのだろうか」

 「そのときに求められる資質や強みはなんだろう」


 といったことを四六時中、考え続けているから
 なのですが。


■これらの質問は一見、シンプルではありますが、

 シンプルなるがゆえに、意味深く、奥行きのある問いで、
 一朝一夕に答えがでるようなものではありません。

 毎日、朝起きてから夜寝るまで、
 これらに関する本を読み、

 一冊、あるいはせいぜい数冊の本と格闘して
 思考をメモにまとめ、

 気がつくと一日が終わっている。

 ほとんど外出することもない、
 そんな日々がこの3ヶ月ほど続いています。


■終日の、

 未来の可能性に対する興奮と、
 そして(なけなしの)知力を振り絞っての思考、

 の継続により、一日終える頃には
 本当に頭が痺れるような感覚があり、
 なんともいえない疲弊感すら覚えるわけですが、

 これはこれ、漠とした思考を確固たるものに昇華させる
 ために必要なプロセスであると理解しています。


■世の中には速読対応可能な本があり、

 わたしも(完全に我流ですが)速読術をマスターして、
 早く読んでもよい本は、ほんとにさらさらっと読みますが、

 ドラッカー著作や、上述の


 【今日のお薦め本 ビジョナリー・ピープル】

  ジェリー・ポラス (著), スチュワート・エメリー (著), 
           マーク・トンプソン (著), 宮本 喜一 (翻訳) 


 などはさすがに速読で意味が取れる本では
 ありません。

 やっぱり考えながら読まないと。


■わたしは以前の著書で、

 速読、精読、いずれがいい、ということはなく、
 目的に応じて、読み方を変えるのがよいのではないか、

 と書いたことがあります。


■ただ、とくに最近の流れとして、
 量を読みさえすればという風潮があるようにも
 感じるのですが、

 (それはそれで、価値あることだし、
  わたしも追求していることではありますが)

 ときに量ではなく、質を問題にする読書、を意識されても
 よいのではないかとおもうのです。


■質を追求する読書というのは、

 早読みして「さくさく片付けていく」ような読み方
 ではなく、じっくり腰を据えて、

 ときに自分の内面、

 すなわち主義、信条、価値観などと格闘させ、
 疲労困憊に至るところまで考え抜く、

 という読み進め方。

 そしてそのときに考えたことをメモに残し続ける。


■いずれがいい、とか、かくあるべし、というのではなく、
 同意を求めるつもりもありませんが、

 そのような読み方にも大きな効果性を感じられる、

 ということを今更ながら実感しているので、
 お伝えしたくなった次第です。

 明日に続けます。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■頭が痺れるくらいに考え込む読書、というのを            ときに行ってみてはどうか。                   ■「さくさく片付けていく読書」も大切だが、             同時に、自身の内面、                       すなわち主義、信条、価値観などと格闘させ、            疲労困憊に至るところまで考え抜く読書、              というものもあっていい。                    ■「自分を作り変える」とは「内面の思考を変化させる」        ということ。                           そのためのプロセスとしての精読、真読、熟読玩味、         は大きな効果性を持つ。                  

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