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1952号 人生は「学びの道場」である


■最近、すごく感じていることがあります。

 それは

 「人生とは学びの道場なのだなあ」

 ということ。


■人間、生きてきた年数を経るごとに、
 いろんな成功体験、失敗体験が積み重なり、

 たくさんの事例(経験)が個人の中に蓄積されて
 いきます。


■その事例が増えるほどに、

 過去の失敗の轍(わだち)を踏むことを避け、

 より成功確率の高い方法論を選びとれる可能性が
 高くなっていくのでしょう。


 その際、「ある一つのこと」に注意しておくだけで、
 学習のスピードは倍加していくのです。


■この「ある一つのこと」とは、


 【 無数に経験してきた個別の事象を、

     抽象化して(=パターンにまとめて)

        自分の思考回路に埋め込む習慣をつける 】


 こと。


 「無数の経験から普遍的な原理原則を導き出す」

 ことこそが、生きていく上でとても大切なのです。


■これを意識して行っておかないと、
 どれだけ経験を重ねても、「知恵」のレベルに深化して
 いきません。

 個別の経験が、個別の経験レベルのままで留まって
 しまうのです。


■逆にいろんな経験を重ね、それを

 「普遍的な抽象化したパターン」

 に落として理解しようとする習慣を身につけると、

 それまでの意思決定が「丁半博打的」あるいは
 「その場の思いつき的」なものであったのが、

 いずれ、より成功確度の高いパターンに則って、
 行えるようになっていくものです。


■たとえば、


 年間通して、大勢の人と会い、その中には、
 うまくコミュニケーションが図れた人もあれば、
 そうでなかった人もあった。


 とするならば、それを

 【 個別の人との相性の問題 】

 と捉えるか(もちろんそれもあるかもしれませんが)


 うまくいったときと、うまくいかなかったときの
 パターンを分析し、

 うまくいったときには、たとえば

 「自分の心が平穏だったとき」

 とか、

 「笑顔を心がけていたとき」

 「相手の情報を予めもっていたとき」

 「こちらから提供すべきなにかがはっきりしていたとき」

 「相手との共通項を見つけ出すことができたとき」


 など、共通のパターンを抽出することで


 【 自分にとっての勝ちパターン 】


 がみつけられれば、そのパターンに則って
 関係性を保つことを心がければいいわけで、

 こうすることによって、

 成り行きに任せない、より大勢の人との
 適切なコミュニケーションが図れるように
 なりはしないでしょうか。


■逆にうまく人と意思疎通できなかったときには


 「自分の心が他の出来事で荒れていた」

 「笑顔を忘れていた」

 「相手の情報まるでなし」

 「こちらから提供できるものがなにもなかった」

 「相手との共通項がまるで見つからなかった」


 など、これも注意深く意識していると
 「失敗のパターン」が見えてくるものです。


■これは本を読むだけで、なかなか身につくものでは
 ありません。

 (肌感覚、皮膚感覚、身体感覚で掴む必要があるのです)

 やはり実地に経験を重ねて、具体的事例、経験を
 重ねるごとに見えてくるものだったりいたします。


■これは一例ですが、

 そんな風にして、さまざまな状況下における
 「成功のパターン」を自分のなかに保持することが
 できれば、

 未知の事態に遭遇したときにも、
 より適切と思われる次の一手を打てる確率が高まって
 くるようになるものです。


■さらにいうと、その「成功のパターン」というのは
 先人の話や、本なんかからでも拾えるわけですが、

 せっかくそのような貴重なお話を見聞きしても、
 人間というのは、どうも実際に体験してみないと
 骨身に沁みない生き物のようでもあります。


■もちろん、

 先人に学ぶことは重要ですし、それによって随分と
 わたしも助けられてきましたが、

 やはり、それだけでは不十分で、座学も重要だけれども、
 実際に現場で汗を流し、涙を流し、血を流し、

 そうやって身体に覚えさせるのを否定することは
 できないな、と考えるようになりました。


■すなわち、

 「頭で身につけた成功パターン」

 と、

 「半泣きになりながら、反省し、考え、身についた成功パターン」

 を相互に身体レベルでリンクさせて身につける必要が
 あるのです。


■「人生道場」というのは、

 「道場」の名のごとく、「寺子屋式」にただ本を読み、
 記憶に頼る場ではなく(それも必要ですが)、

 実地、殴られ、蹴られ、投げ出され、血を流し、

 苦しい過程を通りながら、いろんな知恵を身につけていく、
 そんな場所。

 だから人生「道場」と呼ばれます。


■きれいなところだけを通って、スイスイと渡って
 いければそれに越したことはない、

 というのが今風のおしゃれな考え方なのかもしれませんが、

 きっと私は古い人間で、

 「泥をかぶり、泥水をすすり苦労をする」

 ことも、時に、自分を成長させる上において
 大切なことなのではないかと信じています。


■そんなわけで、

 最近は「痛みを覚えること」にも逃げずに正面から
 向き合うことで、

 人生道場での修行に取り組み、もっと強くなりたい!!

 と考えている今日この頃です。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■人生は「学びの道場」である。   ■成功して、失敗して、そこで成功に近づくパターンを    認識していくのである。   ■ただしその際、意識しなければならないことがある。    それは無数に経験してきた個別の現象を、    普遍的な原理原則(パターン)に落としていく習慣を    身につけること。   ■そのためには座学も大事だけれども、同時に実際の    血と汗と涙を流す経験(=個別経験)をできるだけ    重ねることも必要である。   ■本を読むだけ、講演を聴くだけで成功パターンが    身につくほどには世の中は甘くなさそうだ。

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