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1945号 唐突な質問


■今日は


【 唐突な質問 】


 というタイトルでお伝えいたします。


■幸いなことに、

 このメールマガジンの読者さんにはそんな方は
 ほとんどといってよいほどいらっしゃらないのですが、


 先日、有名なビジネス書の著者であり、かつ、
 ネット上における有力な情報発信者の一人に数えられる、

 以前からの友人と、メールをやり取りする機会が
 ありました。


■その彼がこぼしていたことが非常に印象深かったのですが、

 彼のように、不特定多数の方々に、
 毎日、いろんなメッセージを配信していると、

 見ず知らずの方から、結構、(ぶしつけな)相談の
 メールをいただくことがたまに

 (というより、実は結構、ひんぱんに)

 あるようです。


 ※比率としては、若いから仕方ないのかもしれませんが、
  特に学生さんに多いそうです。


■それも実名ならまだしもなのですが、極端な場合、
 ハンドルネームで

 「たろう」(、、、汗)

 といったような人から、


 「人間関係に悩んでいるんですが、どうしたらいいですか」

 「起業したいんですが、どんな商売がいいとおもいますか」

 「転職したいんですが、役に立つ書籍とか教えて下さい」

 「就職先はなにを基準に選べばいいですか」


 という、「数行で」頂戴する質問がよくあるらしいのです。


■そしてその人は私と違って、「とってもいい人」なので、

 誠実に対応していくうちに、泥沼にはまってしまって
 メールのやり取りを断ち切るに断ち切れず、

 そのまま彼にとって「不毛な消耗戦」へと突入していくとのこと。


■そもそも、こういった質問は、

 相談者のそれまでの人生経験とか考え方とか
 具体的に置かれている状況とか、

 そのようなものを良く理解されている場面での対応で
 あってさえ、

 回答した後で果たしてそれが正解なのかと悩む類の
 質問です。


■ましていわんや、

 数行程度しか記述されていないような質問に
 責任ある回答を行うことは不可能といってもよいでしょう。


 かといって、それでは

 「長文で、丁寧に状況説明をした上で」

 質問すればいいのかというと、
 勿論それも、そもそも観点が違うわけで、


 それ以前の問題として、


 【 相手の立場に立って理解しようとする意識が欠如 】


 しているから、

 このような唐突な質問を行うというような行動に
 つながるのではないかとおもうのです。


■そうではなく、


 【 常に相手の立場に立って思考するのを心がけることで、

   そこではじめて同じ土俵でコミュニケーションが

   図れるもの 】


 なのではないでしょうか。

 では相手の立場に立つとはどういうことか。


■具体的には、何か依頼したり、相談したりする際に、


 ▼相手は何を望んでいるのだろう?

 ▼相手は何をされると困るのだろう?

 ▼相手は何に喜びを感じるのだろう?

 ▼相手は何に苦痛を覚えるのだろう?

 ▼相手の時間感覚は自分の時間感覚と同じだろうか?

 ▼相手の金銭感覚は自分の金銭感覚と同じだろうか?

 ▼相手は何で生計立てているのだろう?

 ▼相手に何かをしてもらうに値する価値を自分は提供して
  いるだろうか?

 ▼相手から奪うだけになっていないか?


 あるいは、


 ▼自分が同じ事をされたときに喜べるだろうか?

 ▼自分が同じ事をされたときに苦痛だろうか?

 ▼自分はなにか適切な価値貢献をしているだろうか?

 ▼自分は受け取るだけになっていないだろうか?

 ▼自分の要求が相手の迷惑になっていないだろうか?


 などなどなど、

 いろんな角度から考え、判断出来る人が
 コミュニケーション能力の高い人といっても良いでしょう。


■そして、一番高い水準は、対面コミュニケーションにおいて、
 これらのことが瞬時に判断できる、

 というもの。


 この難易度の高さに比べれば、メールでのコミュニケーションは
 送信前に考える時間があり、推敲することもできるのですから、
 コミュニケーションの難易度は格段に下がります。


 だからメールコミュニケーションがうまく出来ない人が
 リアルコミュニケーションならうまくできる、

 とはとても考えられません。


■話がそれましたが、いずれにしても、

 第三者とコミュニケーションを図る際には、
 繰り返し、多面的な角度から、思考する習慣をつけることが
 極めて重要なこと。


 その繰り返しが、

 メールコミュニケーションの能力、

 そして、

 やがてリアルのコミュニケーション能力へと
 つながっていくのではないかと考えます。


■いつもいっていることですが、他人と関係を結びたいと
 思うのであれば、

 メールの書き方(様式)とか、お辞儀の角度とか、
 名刺交換のスタイルとか、

 もちろんそれらも大事なことだとおもいますが、

 そもそもそういうノウハウとかテクニックよりも、

 「心の在り方」「物事の認識の仕方」

 をこそ、深く掘り下げるべきでしょう。


 そういったものが身についていけば、
 枝葉はそれに合わせてついてくるもの。


■今回の例でいうと、上述の「脳内やりとり」のような、


 【 相手 】 ⇔ 【 自分 】


 の両者を眺める視点を持たず、
 したがって自問自答することをしない。


 そして頭の中に浮かんだことをそのまま第三者に
 依頼したり、質問したり、相談したり、

 ということを行ってしまったとすれば、
 それを厳しい言葉で表現すれば


 【 自分勝手 】


 と世間では呼ばれることとなるのです。


■逆に、

 これらのことを徹底的に自問自答できる習慣を身につけ、
 考えることなく自動的に適切な行動がとれるように
 なった人が


 【 コミュニケーション能力の高い人 】


 といわれるのではないでしょうか。

 私もそんなレベルを目指したいものだと思っております。


 ※偉そうな話をしましたが、
  わたしもこの長い修行街道を歩き始めたばかりです、、、


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■コミュニケーションの基本は常に相手の立場に立って    考えること。   ■すなわち相手が何を望んでいるのか、何を望んでいないのか、    あるいは自分は相手に何か提供できるのか、自分の要求は    相手の迷惑になっていないだろうか、    などなど、瞬時に「自分」と「相手」の思考と感情を    メタ的に認知できる能力を身につける必要があるのである。   ■この自問自答ができない人を世間では「自分勝手」と呼び、    これが無意識レベルで身についた人は「コミュニケーションの    達人」といわれるのであろう。

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