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1941号 「ゼニの取れる話」ができる人


■昨日のメールマガジン上で、

 自分の言葉が外部に「迸り(ほとばしり)出す」くらいの
 ところまで、専門分野を極めよう、

 そんなお話をいたしました。


■その内容を読んで、


 「どうすれば自分の言葉で語れるようになるのか。

  いま、語るべきものが何ものも自分の内側にはない。

  いったい、なにをどのように行えば、
  いつ、そのような世界に出られるのでしょうか。

  もう少し詳しく解説してもらえませんか?」


 という、いくつかの質問を頂きました。


■ちょうど、昨日の補足として今日書きたいとおもっていた
 内容でしたので、お答えしますと、

 この質問についての私なりの回答は、


 「自分の言葉で物事を語れないという自覚があるのであれば、

  おそらくは、それは絶対的なインプット量(外部からの刺激)

  が足りないからではないか」


 というものとなります。


■とってつけたような、申し訳程度のインプットを、

 思いついたときに思いついただけ行っても、
 変化はもたらされません。


 しかしながら、

 一定期間以上、インプットを継続し、
 その総量がある一定のラインを越えた瞬間、

 突然に大きな変化がもたらされるのです。


■ある一点を越えた瞬間、

 長い学んできても、それまでうまく言葉にならなかった、
 漠(ばく)とした知識や体験、その他が、

 一気に有機的に結びついたことが理解できるように
 なります。


 ※「学習」からもたらされる麻薬的なまでの喜びや感動は、
  実にこのときに引き起こされるもので、

  これがあるから勉強が止められません。


■そして、ここを突破すると、当該分野のことについて、

 何かを書いていても、あるいは話をしていても、
 思考する前に、勝手に言葉が迸り(ほとばしり)始めます。

 自動書記とか、自動口述とでもいうべきモードに
 入ることとなるのです。


■この一線を乗り越える体験は、


 閾値(しきいち)を越えた、

 と呼んでもいいでしょうし、

 沸点に達した、

 といってもいい状態。


 あるいは

 臨界点に到達した、

 相転移が起きた、

 と表現しても差し支えないでしょう。


■呼び方はどのようなものでもいいのですが、

 あることを一定以上継続し、その総量が一線を
 越えると、大きな変化が内部的に起るのです。


 そして、あるジャンルについて、この経験を一度でも行う
 ことができれば、

 他のジャンルのことについても、この現象を再現させる
 ことが容易になります。


■これは先の「旬放談の会」(の延長戦)のときに、
 お話をした、

 「学び方を学ぶ」

 ということにも通じることですが、

 一度、なにかのジャンルで成功体験を積めば、
 本質的な学びプロセスが俯瞰的に認識できるので、

 さまざまな学習に応用が効くようになってくるのです。


■話が少しそれましたが、

 継続したインプットの総量が一定を越えると、
 「思考」が勝手に発動しはじめるのです。

 そうすると、あとはその思考の赴くままに、
 思いつくところを外部にアウトプットする場さえ
 設ければよいということになります。


 その場で語られる言葉こそ、

 「(受け売りではない)自分自身が紡ぎ出した言葉」

 となるのです。


 ※その場を設けないとせっかくの言葉が腐ってしまって
  永遠に取り出せなくなります。要注意。


■その地点に至るまでには、

 自らに対する莫大な教育投資
 (学びの総量とそれを学ぶ時間の投資)

 が必要となってくるわけですが、

 しかしながら、その一線を越えれば
 思考回路が書き換わってしまったわけですから、

 もう以前の自分に戻ることはありません。


 それ以降、受け売りの、自らがしっくりこない言葉で
 語ることはなくなり、

 脳内で自分の言葉がどんどん生み出され、編み出され、
 外部に向って流出していく実感(快感)を感じることと
 なるでしょう。


■そしてこれは別に不思議なことでもなんでも
 ありません。

 わたしの周りのプロフェッショナルと
 目される人たちは

 自分の専門分野の話になったら何時間、何十時間語っても、
 そのネタがつきることはありません。


 彼、彼女の脳みその中にある知識、体験などが
 すべて有機的に結びつき、

 1を聞くと10も100も、とめどなく話が
 あふれ出してくるような感覚すら受けるものです。


■その話は非常に説得力があるし、
 信頼性、信憑性を帯びてもいます。

 さらにいうと、
 下世話な表現(大阪人的表現?)となりますが、

 自らの言語化能力をそのレベルまで高めると、結果として


 「ゼニの取れる話」


 ができるようになった、ということでもあるのでしょう。


■すなわち、それまでの教育投資の元が、
 ここでとれるようになっているようなのです。

 しかしその一線を越えた人が少ないから、
 彼、彼女らの稼ぎも大きい(らしい)。

 世の中、うまく出来ているようです。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■一定以上の期間、継続して、かつ一定量以上の学習と経験を    重ねることで、    閾値を越える、沸点に達する、臨界点に到達する、相転移が    起きる、    といった脳内の大転換が生まれる。   ■大転換以降、受け売りの言葉ではない、真に自らの言葉と    なる言語が、思考の中で迸り(ほとばしり)、それが    文章となって、あるいは口から発せられる言葉となって    世の中に発表されていくこととなる。   ■この言葉は説得力があり、信用性、信憑性を生み出す    何よりの力、武器となってくれるものである。   ■まず、なにをさておいても、自らの専門分野でそのレベルまで    継続したインプットを重ねてみてはどうか。その世界に到達    するまでには莫大な教育投資が必要ではあるが、いったん    そこまで至れば「ゼニの取れる話」ができるプロとして    活躍することも夢ではないだろう。

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