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1779号 小さな仕事も積み重ねれば大仕事に


■前回までつづけて

 「悲惨な貧乏時代」について
 披露させていただいてきました。


 「そんなもの自分に比べれば大した苦労ではない」
 とお叱りの声もあるかもしれません。

 でも、当時のわたしにとっては十分に辛いものでしたし、
 「あの時代には戻りたくない」と思います。


 そして、そんな悲惨さこそが、
 現在の原動力になっているとひしひしと感じるのです。


■苦労しながら、感心することもよくありました。

 たとえば某人気少年漫画雑誌の製本現場でのアルバイト。
 やはり深夜バイトなので夜を徹しての作業です。

 そのラインでは、すでに20~30ページほど束ねられたものが、
 ページ順に積み重ねられていきます。

 それを最後に表紙でくるりと巻くと
 1冊の漫画雑誌が出来上がるわけです。


■自分の担当がライン2番目だとすると、

 機械は、1番目の束の上に猛然と2番目の束を載せていきます。
 わたしは紙束が切れないように、次々と補充しなければなりません。

 もしもわたしの担当の束が1回でも不足すれば、
 30ページほど足りない薄い漫画雑誌ができあがります(笑)

 もちろん、そんなことになれば、
 ライン全体を止める一大事に。

 ですから、必死、かつ無心で紙束を補充しつづけます。


■紙束はラインの後ろにまとめてフォークリフトで運ばれて
 くるのですが、これがもう一番上に手が届くかどうかという
 ような巨大な山。

 しかし、人の手の力というのはすごいもので、
 この山がどんどん目の前で小さくなり、無くなってしまうのです。

 正確な数は思い出せませんが、
 自分の担当場所だけで、一晩でいくつもの山が消滅し、
 そのたびに新しい山が運ばれてくるものでした。


■そして、こうやって自分ひとり力だけでも、
 こんな勢いで紙の山がなくなっていくものなら

 大勢で力をあわせて1つ1つ石を積み上げていけば、
 ピラミッドなんかもできるんだろうな、

 などと変な感心したものです。


■わたしがやっていた作業は

 【 塵も積もれば山となる 】

 の逆バージョンで、やればやるほど用意された大きな紙の山が
 小さくなっていったわけですが、こんな経験をしたことで、


 【 小さな仕事の地道な積み重ねで、

         驚くほど大きな仕事が実現できる 】


 と身体で実感したのです。


■学生時代のアルバイトにあんまりいい思い出はなく(涙)
 頭の中にはつねに

 「もう貧乏はイヤだ!」「ふざけるな」「今に見ておれ」

 などという言葉が渦巻いていました。

 しかし、そんな気持ちがいまの自分の原動力になっていると
 思います。


■また、あの当時、苦しい思いで働きながら
 「これすごいな」などと感心したことも

 やはりいまに生かされていると感じています。

 もう少しつづけて「悲惨なアルバイト時代」について、
 お話したいと思います。


 今日もビジネスを楽しみましょう。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ▼自分の手で「塵も積もれば山となる」を経験すると、大きな    仕事でも小さな仕事から始まることを実感できる。   ▼一つ一つは小さなことでも、時間をかけることで途方もない    大きな成果が生み出されるのを知っておくのも悪くない。

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