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1723号 お願いする人間関係と必然から生まれる人間関係


■最近、複数の友人

 (いずれも著名な会社を経営したり、ベストセラー作家だったりします)

 から聞いて驚いた話がありました。


 それは、本の読者さんであったり、講演に参加された人から

 「メンターになってもらえませんか?」

 というお願いをされた、ということ。

 聞いてみると、そういうお願いをされたことの
 ある人はけっこう、多いようなのです。


■ここ最近になって、このメンターという言葉が
 よく聞かれるようになりましたが、

 下記のような意味だそうです。


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 メンター(Mentor)とは、良き助言者、指導者、顧問という意味。
 先輩社員や上司を指導者として、業務上の問題点のみならず、
 職業人としてのマナーなどについても学ぶ。

 指導者をメンター、指導を受ける人をプロテジェ(protege)と呼ぶ。


 メンター(Mentor)は、ギリシア神話に登場する賢者「メントール」が
 語源。オデュッセウス王の友人で助言者、王の息子テレマコスの師も
 務めた。

(出典:All About)

 http://allabout.co.jp/glossary/g_career/w000964.htm

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 すなわち「メンターになってください」というのは

 「わたしの助言者、顧問になってください」

 とお願いしているわけですね。


■しかし、わたしは「メンターになって欲しい」という依頼がある
 という話を聞いて、少し違和感をおぼえました。


 それはわたしの考えが、昔から、


 【 人間関係はお願いからではなく、

             必然の流れから生まれてくるもの 】


 であるというものだから。


■人間関係というのは、親子の間などは例外的なものとして、

 成熟した大人同士であれば、そこに年齢や経験の差はあっても、
 一方的に何かをください、

 というお願いベースだけで成り立つことはなく、

 二人の間に「与え、与えられ」が何度となく
 繰り返される間に必然的に形成されてくるものだと
 理解しています。

 とくにメンター、助言者と、その対象者、という関係の場合は。


■たとえ目下の人間が与えるべき何も持っていないと
 自分では思っていても、

 目上の方にたいしての尊敬や敬意、あるいはかわいげ、
 一生懸命さ、

 そして、実際の行動レベルで、その真剣な思いがを伝える、

 こういったものが年長者にとっての価値になるのです。


 こういうことの積み重ね、繰り返しから、
 年長者の方からの評価もいただけ、

 結果として、

 「メンター」と「プロテジェ」

 という関係に昇華されてくるのではないでしょうか。


■そのような長期にわたるプロセスを経るなく、いきなり
 初対面の第一声で、

 「メンターになってください!!!」

 というような、元気と気合い(そして、ある種の配慮のなさ)
 だけでは、

 こういう関係が生まれてくることはないのだと
 おもったほうがよいかとおもいます。


 今日もビジネスを楽しみましょう。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ▼お願いして作られる人間関係は本来存在しない。   ▼人間関係はお願いからではなく、必然の流れから生まれて    くるものであることを知っておくべきである。   ▼そしてその必然の流れとは、尊敬や、敬意、かわいげ、    一生懸命さ、これに加えて実際の行動レベルで真剣な思いを    伝え続けることでもたらされるものである。

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