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1619号 陰の努力をしているときこそ喜びとすべき


■昨日は、

 伊那食品工業・塚越寛会長のこの本を通してお話し
 しました。


 【 今日のお勧め本 いい会社をつくりましょう。】

                                   塚越 寛 (著)  文屋



■まだまだ、ご紹介したい箇所がたくさんあるのですが、

 あえて、あと1箇所だけ選ぶなら、
 私はここを挙げたいとおもいます。


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 「25年ほど前、工場の事務所を建てなおしたとき、

  敷地内に大きなケヤキの木があり、どうしても邪魔に
  なったので仕方なく切りたおしました。

  根を掘りおこす作業に立ちあいました。


  細かく枝分かれをした根が、あらゆる方向へビッシリと
  伸びている姿を見て、驚きました。

  深めるということは、広がりも伴うのだなと、
  教わりました」
                    (『いい会社をつくりましょう。』p.99)

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■私たちが目にできる木の姿は、地上に見えている
 部分だけ。

 それを見て、


 「立派な大木だなあ!」

 「ここまで育つのに、どれだけかかったんだろう」


 と感銘を受けています。


■ところがその下には、ともすると、


 【 それよりももっと立派な根が、

               広く、深く張られている 】


 のです。


 大自然のなかで黙として屹立(きつりつ)する木々の
 全体像が見えたなら、

 私たちはさらなる感嘆のため息をもらすことに
 なるでしょう。


■逆に言うなら、

 森の奥深くで何十年も、何百年も、誰も見ていない中、
 ひたすら、


 【 来る日も来る日も地中深く根を張ったからこそ、

         その結果として、見える部分が立派に育った 】


 のです。


■これこそが、つまるところ、昨日ご紹介した


 【 金次郎精神 】


 といってもいいのかもしれません。


 すなわち、


 「遠きをはかる者は富み、

  近きをはかる者は貧す。」


 の心がけ。


■いまだ、人の視線を集めない若木であるとするならば。

 チヤホヤされるのはいつでもできる、
 いまは地中深く、広く、ただひたすら根を張るときだ、

 と思ってがんばっているうちに、

 結果として幹や枝ぶりが立派になり、
 人が仰ぎみる巨木となり、ときに観光地にさえなるのです。


 しかし、上に伸びることばかり焦った若木は、
 志なかばにして腐ったり、倒れてしまうもの。

 その差は歴然です。


■陰の努力をしているときこそが、

 喜びとすべきときなのかもしれません。


 今日もビジネスを楽しみましょう。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■巨大な木の根を掘りおこすと、細かく枝分かれをした根が    あらゆる方向へビッシリと伸びている。   ■私たちは地上に見えている木の姿だけをみて、それでも    「立派な大木だ!」と感銘を受けている。しかしその地下    には想像も及ばない努力のあとが広がっているのだ。   ■いまだ、人の視線を集めない若木だからこそ、喝采を    あびるのは後回しにしてひたすら根を張ればよい。    結果はあとからついてくる。    陰の努力ができる今を、おおいに喜びたい。

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