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1359号 時間は資源ではなく命。補充のきかないものを奪ってはならない


■ある上場企業の社長をつとめる友人がいまして、

 (私の「顧問団」の一人でもあります、訳あってメルマガには
  登場いただいたことはありませんが)

 彼は多くの読者を集めるブロガーでもあります。

 その彼は、毎日いろいろメールやコメントをもらうそうです。

 ほとんどは、エネルギーを与えてくれるありがたい
 フィードバックばかりなのですが、

 なかには、こんなメッセージが散見されるとか。


 「できれば毎日、わたしのブログを見に来てください」

 「質問があるので、答えてください」


 これを、みなさんはどう思われるでしょうか?


■その質問というのも、まじめに返信したら10分、20分、
 ともすれば数十分単位の時間が必要となるような、
 長文の質問などが寄せられるそうで、

 彼は、これが非常に困惑すると話していました。

 高い志を持ち、分単位(ことによると秒単位)で生きている
 彼にとって「30分時間をくれ」ということは、死ね、といっている
 ようなものだと。


■彼は、【 時間 = 命 】だと思っているのです。

 以前この「平成・進化論。」で、【 時間 = 資源 】と
 いうようなことを書いたことがあるのですが、

 彼の意見をきくと、それは正確な表現ではなかったようです。


■というのも、彼が言うには、

 資源というものはあとで購入したり足したりすることができる。

 けれども時間は、石油や石炭、あるいは人材、お金などと
 いったもののように失ったからといって補充してくることが
 できない。

 その点、根本的に違う。

 時間は命だ。
 30分生きたということは、30分寿命が縮まったということなのだと。

 (いわれてみると、もっともです)


■その彼はとてもいい人なので、見知らぬ人に対しても、
 そしてある意味ぶしつけな人であってでも、
 質問をくれたら極力、答えを返してあげたいと思っているようです。

 しかし世の中には、彼を求める人は無数にある。
 だからそれは物理的に不可能なわけです。

 そんな人に対して、次のような依頼をするのは果たして
 適切な行動かどうか。


  ▼無造作に質問を投げかける

  ▼自分のブログを毎日読みにきてくれと言う

  ▼あるいは登録していないメルマガを送信する


 ふつうに考えたら「大人げない」ということになるでしょう。


■私は毎日たくさんの人とお会いするなかで、こういうことを
 知らされていますから、

 (ご自身の意思でもって、お読みいただくのは大歓迎なのですが)

 自分からは

 「メルマガ読んでください」

 と、こちらのほうから登録したりすることは行っていません。

 だって、それは(たとえ間接的にせよ)先方の命を奪うことに
 なるのだから。


■命の使い方は、本人が判断するものです。
 一方的な依頼はしてはならない。

 これは社会的な地位や立場とか、そういうものは何の関係も
 ないこと。どんな人であっても命は平等。

 その命を、数分でも奪う権利は誰にもないのです。


■ただ、立場があがるにつれて、時間を重要に扱う人が
 増えてくるのは間違いない事実なわけで、

 決して、自分の時間の使い方を基準として
 人にものを頼んではいけないでしょう。

 彼の嘆息をきいて、痛烈に自戒させられたことでした。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■ある上場企業の社長で、ブロガーでもある人が言うには    「毎日、わたしのブログを見に来てください」    「質問があるので、答えてください」    というメッセージが届くと非常に困惑するという。   ■彼にとって時間は命そのもの。分単位(ことによると秒単位)    で生きているなかで「30分時間をくれ」というのは「死ね」    と言うのと同じ意味だ。   ■命(=時間)が大切であることは万人にとって共通な    ことだが、ことに立場が上がるにつれてその感覚は    強くなる傾向がある。決して自分の時間感覚を基準にして    人の命を奪ってはならない。

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