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1337号 喧伝競争はビジネスパーソンとしての矜恃を持った上で


■成果をあげていても、その事実が周囲に伝わらなければ
 他者から評価を受けることはできません。

 実績を口に出さなければ「奥ゆかしい人」「謙虚な人」に
 なれるかもしれません。


■しかし逆にいまの一億総情報発信社会の中では

 「なにもいわない」=「なにもいえない」=「実績のない人」と

 見なされてしまう危険性もある。

 したがって何かを成し遂げたならその成し遂げた内容を
 臭み(くさみ)を取り除きながら「喧伝」することもある程度は
 必要なのかなとも思います。


■ただ、それがエスカレートすると、ともすると
 「喧伝競争」になってきます。

 それは一歩間違えれば「あおり」の競争となり、
 さらには一線を踏み越えた「誇大広告」にまでエスカレート
 してしまう。

 そうならないよう、告知活動をするのと同時に、
 自らそれに見合った実力を身につけていかなければなりません。


■喧伝するのはいいのですが、

 「言っただけのことは実行できる実力をつけている」

 という、ビジネスパーソンとして、あるいは個人としての
 矜恃(きょうじ)が必要なのでしょう。


■矜恃という言葉は、広辞苑を引くと次のように定義されています。


  きょう‐じ【矜恃】

    (キンジは慣用読み) 自分の能力を信じていだく誇り。
    自負。プライド。「矜持」とも書く。
    「横綱としての―」「―を保つ」

                [株式会社岩波書店 広辞苑第五版]


■まず「自分の能力」ありきということですね。

 とにかくなんでも情報発信だ!、自分のPRポイントをがんがん
 告知しよう、と勇み足になりがちですが、

 そこをグッとこらえて、矜恃から香り立つ「におい」で
 売れる商人にならなければいけないのではないかとも
 考えています。


■さほど激しく実績を披露したり、自社商品のメリットを
 叫び立てなくても、

 そこはかとなく漂ってくる「におい」で売れる。
 これが理想ではないでしょうか。


■私はまだそこまでビジネスパーソンとして成熟して
 おりませんのでガシガシ(?)喧伝しているわけで、

 ときに不評を買ったりすることもあるかもしれませんが、
 それは私のビジネスパーソンとして至らぬところであり
 もちろんそこは反省しなければなりません。


■ただ少なくとも

 「自分はここまでの水準にはありますよ」

 と対外的に告知していかなければ、においが香り立つ存在に
 なる前に埋没してしまうことを恐れるのです。


■わたしが「平成・進化論。」で毎日書いていることは、
 このレベルのことまではできますよ、という
 プレゼンテーションであって、

 できないことまで、あたかもできるように書くことは
 絶対にありません。

 それで一時的にビジネスチャンスが発生したとしても
 長続きしないことは目に見えていますから。


■以前にもご紹介させて頂いたかもしれませんが、

 「かんてんぱぱ」ブランドで知られる伊那食品工業株式会社の
 塚越 寛社長は、


 「短期で大きく跳ねるよりも、何十年も常に右肩上がりと
  いうのが理想だ」

 といったことを、たしかこの本(か、どこかのインタビューで)
 おっしゃっていたように記憶しています。


 【 今日のお勧め本 いい会社をつくりましょう。】



 そのへんのバランス感覚に気をつけながら、

 必要以上のあおり、オーバートーク、過剰な誇大広告をせず、
 しかしながら、大いに喧伝していきたいものです。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■現代は、いやがおうにも喧伝競走になりがちな時代。    自身の実績を告知していかなければたちまち周囲に埋没    してしまう。   ■かといってつい力が入りすぎ、誇大広告をしてしまったら、    そのときは集客力が高まるかもしれないがそのとき限りの    お付き合いに終わる可能性も高まる。   ■ビジネスパーソンないし一個人としての矜恃を持ち、    オーバートークにならないよう気をつけつつ、    大いに喧伝していくことが大切だ。

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