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1025号 ズームインは「攻め」、ズームアウトは「守り」の走行テクニック


■「ビジネスで人よりも成果をあげたいと思ったら、
 一点を凝視し、アクセル全開で突っ走れ」

 とはいっても、サイドミラーも見ない、ルームミラーも気にしない、
 標識も目に入っていなければ、子供の飛び出しにも注意しない。

 それではいつ事故が起きてもおかしくありません。


■視界をズームインし、まっすぐ前だけを見てアクセルをふかして
 いれば、最短最速で目的地に着くこともあるのかもしれません。

 しかし一歩間違えば、次の瞬間にクラッシュが待ち構えています。


■最速のF1レーサーでも目指すのであれば、大きなリターンを
 狙うためにリスクを抱える必要もあるのかもしれません。

 しかしながら私の考えでは、ある程度までアクセルを踏み込んで
 加速したならば、その後、

 「ズームアウト」、つまり視界を広げる必要もある。

 そのために意図的に減速する必要があるようにおもいます。


■高速で突っ走っているほど、ささいなことが大事故につながります。

 逆に、車が止まっているのに事故にあうことはありません。

 十分に速度を落として徐行運転しているのに、致命的な大事故を
 起こすのではないか?と思っていたら、それは心配のしすぎでしょう。


■ビジネス立ち上げの最初のステージは、目的地に向かって、
 ガンガンにアクセルを踏みまくるべきです。

 しかし、みなさんも車の講習のときに習われたと思いますが、
 スピードが速くなればなるほど、視野は極端に狭くなっていきます。
 (ありましたよね?そういう項目)

 トップギアで突っ走ることには一長一短があるのです。

 だからこそ、ギアを落とし、ブレーキも使用して、
 グッとスピードを抑えることもときには必要となります。


■それどころか車を完全に止めてしまって、いちど車から降り、
 車体に何か異常がないかどうか外から眺めてみてはどうでしょう。

 車に乗っていて、その車を外から眺めることはできませんから。


■視野を一点に集中し、あたかも順調に運転できているように
 思えるときほど、

 背後から足音もなく危険が忍び寄ってきていることがあります。


■さまざまな経営者の自伝や歴史上の人物の伝記などをひもとけば、
 そのような事例は枚挙にいとまがありません。

 決して注意力が散漫ではなくても、足元をすくわれるときは
 あるのですから、どれだけ気を張っても張りすぎることは
 ないでしょう。


■視野が狭くなるのに逆比例して危険性は増大します。

 そこで大事故に至るリスクの芽を、事前に摘(つ)みとるために
 減速して視界をズームアウトする必要があります。

 昨年の1ヵ月間の休みは、そういう目的があってのことでした。


■1ヵ月も休むことによって、主観的な思い入れを極力排し、
 第三者の視点で自社(のビジネス)を客観視することができました。

 日常、業務に没頭していたならば、決して気づかなかったであろう
 特異な感覚を経験することができたとおもいます。

 ズームインが「攻め」とすれば、ズームアウトは「守り」の
 走行テクニックといえましょう。


■ところで

 「長期休暇をとったほうがよいのは分かってはいるが、
 すぐには実行できる環境でない」

 という方もおられるでしょうが、

 いつも申し上げておりますとおり、まずは目指すスタイルを
 イメージすることがすべてのスタートです。

 理想の姿、あるべき形を思い描き、意識してそこに向かっていけば
 少しずつでも望んでいるライフスタイルに近づいていけると思います。


■ズームイン、ズームアウトの感覚をご経験されたことがなければ、
 その効果効能を知ったうえで、

 そんなライフスタイルを実現できるようなビジネス設計を
 考えてみられるのも良いかもしれません。

 明日もこの話を続けます。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■車は高速で運転すればするほど視野が狭くなり、ホンの    ささいなことが大事故につながるようになる。   ■同様にビジネスも一点集中でスピードをあげるほど、    ちょっとしたことで足元をすくわれる危険が増す。   ■ときには大幅に減速し、第三者の視点で自社(のビジネス)    を客観視しよう。ズームインが攻めなら、ズームアウトは    守りの走行テクニックだ。

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