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0979号 近江商人の商才の秘訣は、人が避ける困難をあえて選ぶことにあった


■近江(おうみ)商人は、江戸商人からねたまれるほど商才に
 たけていたそうです。

 よく言われる「売り手よし、買い手よし、世間よし」の
 「三方よし」の精神は、近江商人が世のため人のため
 商売に励んでいたことを証明する言葉でしょう。


■もっぱら近江商人は、他国で商売をし、やがて開店することを
 目標にしていたといいます。

 したがって必然的に、出先でお客さんの信頼を勝ち取ることが
 何より大切でした。

 そのための心得として、近江商人のあいだで受け継がれた信条が
 「三方よし」だったのです。


■これも平成のビジネスパーソンにとって重要な心がけでありますが、
 今日お話ししようと思ったテーマは、このことではありません。

 こんな話があります。

 碓氷峠(うすいとうげ)を二人の呉服売りが歩いていました。
 峠を越えて行商にいくのです。

 歩き疲れた一方の男が言いました。

 「この峠がもっと低ければいいのになあ」

 それを聞いた近江商人。

 「オレは、この峠がもっと高ければいいと思うが」

 意外な返答に、そのわけをたずねました。


 「峠が低ければ誰でも通っていける。

  しかし峠がもっと高く、険しければ、誰もこの山を越えて
  商売をしようとはしなくなるだろう。

  そうすれば、売りに行くのは自分しかいない。
  そしたらどうなる?」


 連れの商人は、「なるほどその通りだ」とヒザを打ったのでした。


■困難を乗り越えて継続していくことが利益につながっていく。

 この近江商人の態度は、私たちにとって実に励みになるものでは
 ないでしょうか。


■先日から、現代は「情報開示化社会」であり、いくら情報を持って
 いても、情報を入手するそばから陳腐化が進み、

 ただ情報を持っているだけではビジネスになりにくい、
 という話をしています。

 いままでに蓄えてきた情報のストックのみによって継続して繁栄して
 いこうとするのは、近江商人から見たらラクにおぼれた考え方
 となるのでしょう。

 困難を乗り越え、人がマネしないことをやってのけることによって、
 ビジネスは好ましい方向に進んでいきます。


■私事で恐縮ですが、この「平成・進化論。」は年中無休で配信して
 まもなく1000号になります。

 私は、日課として本も最低、1日1冊ないし2冊は読んでいます。

 また年間を通すと 1000人は下らないであろう人とお会いしたり、
 会食したりしています。
 平均すると毎日3人から5人の新しい方にお会いしていることに
 なると思います。

 さらに、最近はかなり回数は減りましたが、ピーク時は年に200回
 近く、セミナーや勉強会に参加していました。


■これは、私は自分のことを「なまくら刀」だと自覚しているからです。

 なまくら刀の切れ味をよくする方法はただひとつ。

 叩いて叩いて叩きまくるほかありません。


■怠惰な私には難しいことではありますが、
 継続して行うことによって最低限の信用はいただけるように
 なってきたのではないかと思います。


■この情報開示化社会においては、
 過去に蓄えた情報に依存する「情報格差」のみに頼ってビジネスを
 していこうとしたら、それはやはり長続きしないでしょう。

 昨日お話ししましたように、
 情報が絶え間なく流れ込んでくるポジションに身を置くことによって
 発生するビジネスチャンスを取りに行くと同時に、

 もう一方で、フェイス・トゥ・フェイスでしか手に入らない
 希少価値のある情報が手に入るポジションを確保する。

 この2つを継続して行っていきたいと私は思っています。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■情報開示化社会は常に新しい情報を入手し続けなければ    生き残れない過酷な社会だ。   ■しかし、勤勉で堅実な「平成・進化論。」読者にとっては    逆にチャンスである。   ■高い山ほど登る人が少ないように、困難な時代ほど努力家に    とっては成功しやすい時代といえるのである。

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