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0929号 フィギュアスケートで転倒した選手を批判するより未熟な自己を反省する


■人は、人を批評(または論評、評価)したがる動物です。
 なぜでしょうか。

 きわめて率直な話、人のことをあれこれ言うのは気分がいいから
 でしょう。

 私もうっかりしていると、ついやってしまいます。(反省)


■ではなぜ、批評すると気持ちよくなるのでしょうか。

 「あの人はどうだ、この人はどうだ」と、当人のいないところで
 言うこともあれば、直接いうこともあると思いますが、

 これはそもそも、その人の上に立たなければできないことです。


■批評をしているということは、批評の対象となっている人よりも
 心理的な優越感を持って語っている状態。

 だから気持ちがよくなるのです。


■これもひとつの煩悩であり、人間である限りこのような心をゼロに
 することは絶対にできないことなのでしょうが、

 「だからやってもいいのか」

 ということは、また自(おの)ずから別の話です。


■批評は気持ちいい。だからついやってしまう。

 では批評したからといって、何が得られるでしょうか。

 今までの経験では、何もないのです。
 あったら教えてください。


■まあ、あるとすれば、一時的な甘美なる快感ぐらいのものでしょう。

 しかし、自らを厳しく律して成長していこうとすると、じつは、
 この他者を批評する行為は百害あって一利なきもの。


■つい人を批評してしまいそうになったら、

 「じゃあ、おまえ(自分)のことは、どうやねん?」と自問してみる。
 (大阪弁になってしまいました。。)

 至らないところばかりが自分なのではないか。
 そんな私に、他者を批評する資格があるのか。

 きっと、そう反省しなければならないはずでしょう。


 他者否定のあとに成長なく、自己否定のあとに進歩あり、なのです。


■以前にも書きましたが、プロ野球選手がフライを打ったのを見て、

 「そこで打ち上げるやつがあるか! バカか、おまえは」

 とか、

 フィギュアスケートですべって転んだ選手に向かって

 「なんでそこで転ぶんだ! 力が入り過ぎだ」

 と、ヤジる人がいます。


■ではグラウンド上で野球をしている人、スケートリンクで演技を
 している人と、

 そのような、客席もしくはテレビの前に座ってヤジを飛ばしている
 人たちと、

 両者を第三者の視点で見比べてみたとき、さて、どちらがかっこいい
 でしょうか。


■私は、たとえどんなぶざまな姿をさらしていたとしても、
 プレーヤーのほうが断然かっこいいと思います。

 口先だけの批評家は、じつにカッコ悪い。


■「成長できる、できない」、「かっこいい、悪い」という
 2つの面から考えてみたとき、

 私はやはり批評家にはなりたくない。

 つい甘美な世界に誘惑されてしまうこともしばしばで、自戒しなければ
 なりませんが、

 できうる限り批評家ではなく、競技者として、これからも信ずる道を
 進んでいきたいと思います。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■批評することで、人は自分より優秀な人間よりも心理的    優位の立場に立つことができる。だから批評は気分がいい。   ■だがこの批評という甘美なる誘惑に駆られてばかりいると    自分自身は永遠に進歩向上がない。   ■そもそも口先だけの批評家ではカッコ悪い。成長のためにも    かっこよさのためにも他者否定は厳につつしみたいものだ。

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