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0902号 お金の無心(むしん)は許されても、時間の無心は許されない


■昨日は「可処分時間」の概念を持てば人生の質は高まるという
 話でした。


 では逆に、可処分時間の概念を持たないとどうなるか。


■可処分時間の概念を持たないということは、
 言葉をかえていうと、

 【 自分の時間が有限であると認識していない 】

 無限に時間があると思っている、ということです。


 これは自分の中だけにとどまらないのであって、
 そのような考えを持つ人は、

 【 他人の時間もまた無限にあるつもり 】

 でいます。

 これが悲劇のはじまり。


■大成功者といわれる著名人から直接お聞きしたことですが、
 (名前を聞けばどなたでも知っている人です)


 その方には私などからは想像もつかないほど、ものすごい数の
 頼まれごとがくるそうです。

 その中には、お金の無心(むしん)もあります。

 しかし、


 「お金の無心ならば、払ってしまえば済む。
  いちばん困るのは、時間の無心だ」


 とおっしゃっていました。


■どういうことかというと、

 「○○(よくある名前)ですけど」

 と電話がかかってきて、秘書に取り次ぎを頼んでくる。

 秘書は、どちらの○○さんだったろうかと思っても、
 もし重要な取引相手であったなら粗相があってはいけない
 ということで取り次ぐ。


 それで電話に出てみると、

 「○○商事の○○と申しますが!」

 と営業トークが始まる。。


■「そういう電話営業テクニックも世の中に
  流布(るふ)しているのは知っているが、迷惑極まりない。

  はっきり言って、詐欺(さぎ)に等しい。

  その○○は極端としても、それに類する、こっちの時間単価を
  考えずに時間を奪いにくる輩(やから)が非常に多い」

 と憤慨しておられました。


■相手は、できうる限り高いパフォーマンスをあげようと、

 「1分1秒の生産性を高めるにはどうすればよいか?」

 と常に考えているのです。

 そこへ、そんな「時間の無心」を平気でする。

 これは、場合によっては失礼な言い方かもしれませんが、
 想像力の欠如によるのです。


■私の知り合いのメルマガ発行者さんのところには、
 こんなメールもくるそうです。


 「この本は、●日までにアマゾンキャンペーンをします。
  つきましては3日以内にご一読のうえ、貴誌でご紹介ください」


■幸いなことに、「平成・進化論。」の読者さまにはそのような方は
 いらっしゃらないのですが、こんな話を聞くと同情します。

 その方は有名コンサルタントとして激烈なスケジュールの中を
 動いておられるのを知っているので、なおさらです。


■そんな失礼は、しないにこしたことはありませんが、

 仮にそんなお願いするにしても、
 ものの言いようというものがあるのではないでしょうか。


 例えば、せめて、

 「お忙しいことは重々承知しておりますので、お読みになる時間も
  ないかと思われますが、もしご高覧いただけましたら幸いです」

 とか。


 それが、面識もないのにいきなり、

 「アマゾンキャンペーンがあるから、本を読んでメルマガで掲載しろ」

 はないと思います。


■また、何の面識もない相手から突然、

 「●●について教えてほしい。
  ちょっと急いでいるので、至急返信してもらいたい」

 と、質問(というよりも強要の)メールもくるとか。


■たとえ面識があっても、

 それどころか親しい友人であっても、

 常識のある人であるならばそのようなことを頼む際には
 多少の抵抗感というものが伴って自然でしょう。

 面識もないのに、依頼だけしてくる。

 「私は非常識な人間です」

 と告白しているようなものです。


 これは【 想像力の欠如 】以外のなにものでもありません。


■この想像力の欠如は、どこから来るのか考えてみると、結局、

 「可処分時間の概念の欠如」からきているように思います。


 相手の時間が貴重なものだと思えば、うかつに無礼な言動は
 とれないはず。

 これは自分自身の可処分時間を貴重だと思っていないから、
 その思考の範囲内で相手の思考を判断してしまう、

 ということではないでしょうか。
 だから、まずは自分自身の可処分時間を大切にすることです。


■そのうえで、もし相手から何かをいただきたいのであれば、

 相手さまは何を欲しているのか想像する。

 仮説を立て、先方の心を慮(おもんぱか)らないといけません。


 明日はそのことについて詳しくお話しします。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■可処分時間の概念を持たなければ、自分の時間が貴重である    ことが分からない。   ■自分だけならまだよいとして、同様に他人の時間も貴重で    あることを慮(おもんぱか)ることもできなくなる。   ■そうなると、お金の無心よりも相手を困らせる「時間の    無心」をやりかねない。可処分時間の概念にはよくよく    注意が必要だ。

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