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0874号 いぶし銀の輝きを放つまで、得意分野を磨きこむ


■このまえ渡辺美里のDVDについて話をしましたが、


 (これ↓)

 【 今日のお勧めDVD 渡辺美里 スタジアム伝説
        FOREVER 1986~2005 BORN FINAL (完全生産限定版) 】


 そのとき、

 「継続こそ、圧倒的な参入障壁」

 ということについて触れました。


 渡辺美里は西武球場でのコンサートを20年間も続けてきた。

 もうこれだけですでに、誰でもそうカンタンには超えられない
 とてつもない参入障壁なのだと。


■この話について多くの反響をいただきましたので、今日はその
 続編を語ってみたいのですが、

 よく、自分の強みが分からない、という方がいらっしゃいますが、

 まず自分にとって、10年、20年と続けている得意な分野、好きなこと
 (=他者にとっての参入障壁)とはなんだろう?と考えてみましょう。


■べつに難しくとらえることはありません。

 「20年間、西武球場をいっぱいにしてきました!」

 なんてことができるのは渡辺美里くらいですから、
 それはいったん忘れて(!)

 ごくふつうの、趣味・特技の範疇(はんちゅう)からでいいので探して
 みてください。


■たとえば私の場合でしたら、昔から本が好きでした。

 小学校4年生くらいのころから文庫の小説などを読み始めたのを
 記憶しています。


 いちばん最初に読んだものは、忘れもしません、司馬遼太郎氏の
 「関ヶ原」でした。

 友達が家に遊びにきて、本棚にしまってある「関ヶ原」という
 背表紙をみて


 「かんけげん、って何???」


 ときいてきましたので、よく覚えているのです。


■この関ヶ原、アマゾンのレビューで見ると星5つ。

 コメントのほうも、


 「不朽の名作」

 「司馬遼太郎の戦国シリーズ大傑作」

 「この時代を描く小説の最高峰の一作」

 「司馬遼太郎の愛読者ですが、この本は何度読んでもあきません」

 「この壮大で、あまりに難しい人間ドラマを見事に描ききった
  司馬遼太郎の筆には、さすがと唸らざるを得ない」


 など、すこぶる熱い。


 この本が出たのは74年のことですが、まるで新刊本にでも
 寄せられるようなこれらのレビューが示すように、

 いつの時代でも色あせない名著、ということなのでしょう。


 【 今日のお勧め本 関ヶ原(上)】


 これが初めて読んだ本格的な小説だったことは、私にとって
 僥倖(ぎょうこう)であったと思わずにおれません。


■そんな恵まれた読書体験のおかげもあったのでしょうか、

 このころから私は活字の魅力にすっかりとりつかれてしまった
 のです。


■ふつうの子なら「関ヶ原」を「かんけげん」と読む年頃から、
 わたしは活字を追い続けてきました。

 爾来、幾星霜(いくせいそう)にわたって読書の習慣を継続し、

 そこから養われた語彙(ごい)や言い回し、文章表現は
 いまでも役に立っています。


 というより、いまになってようやく、それによるアドバンテージを
 実感しているといっていいでしょう。


■他のことはまるでダメな私なわけですが、

 この、「読書を続けてきたこと」についてはビジネスパーソン
 としての大きなアドバンテージになっているのです。

 それだけが唯一、私の誇れることといっていいのかもしれません。


 渡辺美里はコンサートを続けて20年、

 私は本を読み続けて爾来、幾星霜。


■「継続は力なり」といいますが、

 明けても暮れても、あるひとつのことに没頭していると、

 やがて「いぶし銀」の輝きが出てきます。


■銀は硫黄と化学反応をおこしやすいため、手入れをしないと
 黒ずんでしまいます。

 ところが、その銀をあえていぶし、硫化させてツヤを消すことに
 よって、なんとも奥ゆかしいゴージャスさを手に入れることが
 できるのです。

 こうしてできた銀は「いぶし銀」と呼ばれます。


■最初は、ただギラギラしているだけで、ほうっておくといつのまにか
 くすんでしまう銀のような存在が、

 ひたすら継続につぐ継続によって年をかさね、いぶすことによって、
 味わい深い、おごそかな輝きが増してくる。


■このメルマガが「いぶし銀」といわれるまでには、あとどれくらい
 いぶし続けなければいけないか分からないのですが(笑)

 ともかくも、この唯一の強みがあるおかげで、こんな私であっても
 自信を持ってメルマガを発行することができているのです。


■それも、もとをたどれば小学生のときに読んだ「関ヶ原」がきっかけ
 となっての継続が強みのもととなっているわけですが、

 そういった、あるきっかけから没頭し続けてきたものがあなたにも必ず
 あるはずです。

 強みのない人間なんて、いるわけがないのです。

 あなたもその強みを、今後もひたすら磨き続けてはいかがでしょうか。
 きっとそこから、何らかのチャンスが開けてくるはずです。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■直接、ビジネスにつながるような能力でなくても、こと継続    しているということにかけては普通の人よりも上だと思える    ことがあるはず。   ■じつはそういうものを今後も継続していくことが、新たに    何かの勉強を始めたりするよりはるかに自己ブランド構築に    はずみがつきやすい。   ■弱点の克服もだいじだが、得意分野を「いぶし銀」になる    くらいに磨いていきたいものだ。

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