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0475号 地道に部品を増やす努力が自動で利益の上がる組み合わせを生む。


■ビジネスにおいてもその他の分野においても、すべてにおいていえること
 だと思いますが。

 アウトプットの総量は、過去にインプットしてきたさまざまな部品による
 組み合わせの掛け算にすぎない。

 この掛け算の組み合わせを【編集作業】という。

 ここ数日、そのような話をしています。今日はその続きです。


■部品の組み合わせとはどういうことかというと、例えて言えば将棋と同じ
 ようなものです。


■1997年、ディープ・ブルーというIBMのスーパーコンピューターが
 チェス世界一の名人を破ってしまうという事件が起きました。

 2002年に再挑戦が行われたものの、引き分けにとどまっています。


■ところが、将棋はまだまだ人間のほうが強いのだそうです。

 コンピューターの将棋ソフトは現在、3~5段の実力を持つにとどまっており、
 人間の名人に勝てるようになるには2012年までかかる、ともいわれています。


■人工知能の研究者にしてプロ棋士六段の飯田弘之氏(静岡大学助教授)は、
 その理由の一つに「将棋は持ち駒が再使用できるため」と指摘しています。

 チェスは時間とともにゲームは収束する一方ですが、将棋の場合は持ち駒が
 あるため複雑性があり、ゲームも広がりを見せます。そのため一筋縄のプロ
 グラムでは太刀打ちできないのです。


■ビジネスもまた然り。知識という持ち駒を増やせば複雑性が増す。つまり
 オプションが増えることになります。

 だから、知識がある人間は、巨大な利益を生み出す源泉を身につけている
 ことになるのです。


■ビジネスにおいて、他よりも抜きん出たパフォーマンスを上げるためには
 目的を持って、組み合わせの材料を増やし、その増やしたさまざまな部品を
 組み合わせるのです。


■最近考えていたことなのですが、その部品の数というのも、1から2に増える
 のには単純なプラス1以上の意味があるのではないか。

 部品の数が1つのときは、組み合わせは1です。ところが、これが2つになる
 と、その2乗で4になります。

 3ならばこれが9になり、5なら25、10ならば100、50ならば2500、100になれ
 ば10000にもなるのです。


■前回お話しした万華鏡も、中に入っているチップの種類が1色や2色や3色
 では、その美しさは大差がありません。

 ところがこれが5とか10とかに増えてくると、一挙に図形は複雑さを増して
 きます。

 この変化は1次直線ではなくて、幾何級数的な伸びを示すのです。


■ビジネスもこれと同じことで、持てる部品がある一定のラインを超えたとき、
 途端に急激な右肩上がりの曲線を描き始めます。

 爆発的に、組み合わせのパターンが増えるのです。
 あとはそのパターンの中での最適解を見つければよいだけ。


■そうなったときにはすでに、組み合わせるつもりがなくても、自動で組み
 合わせができるようになってきて、儲ける気がなくても自動的に利益が
 上がらざるを得なくなってきます。

 そのような状態にまで到達するには、何らの天才性も必要はないのです。

 ただひたすら地道なインプットの継続あるのみです。

 そう考えると、ちょっと安心しませんか。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■持てる部品を増やすことは将棋の手駒を増やすのと同じこと    で、駒が増えるほど複雑なゲームを展開できる。   ■その変化は1次直線ではなくて、幾何級数的に組み合わせが    増してくる。   ■部品の数がある一定のラインを超えたとき、オートマチック    に組み合わせが進み、いやがおうにも利益が上がる状態に    保たれるのである。

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