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0185号 お金は浮きのようなもの。


■昨日に引き続き、お金についての私論を。

 最近、どうも「単純なるお金儲け」には食傷気味です。
 本屋に行っても、ネットを利用してぐるりといろんなところを回って
 みても、どこにいっても、お金儲け、お金儲け、お金儲け。

 そして、ただ、それだけ。


■まぁ、テレビゲームをするよりは、実際の成績表として売上や利益として
 あがってくる「商売」は断然面白いですし、私自身もお金儲けに狂奔して
 いる部分がありますので偉そうなことはいえませんが。

 そして、社会に与えた価値の総量が収入、という側面がありますから
 否定しているわけでは勿論、ありません。


■でも、私の中ではどこか冷めた部分があるんですよね。

 たかがお金、されど、お金。

 とはいわれますが、

 されど、お金、たかがお金。

 とも思える。


■歴史、経済史、あるいは人生論や哲学、をひもとけば、「たかがお金」
 「所詮お金」ともおもえます。


■金儲け一辺倒になると、お金には中毒性がありますから、お金に対する
 依存心が非常に強くなることがあります。「たかがお金」のために。

 非常に危険だと思っています。常に自戒したいとおもっています。


■たとえば、

 お金は経済情勢の変動や、さまざまな社会の変革、変動の中で、永続する
 価値ではないことを忘れてしまっている人が多いですが、現実は、お金の
 価値などは所詮は、「信用」「約束」「取り決めごと」によって、

 福沢諭吉の絵の入った一枚の紙の価値はこれだけ。
 新渡戸稲造の絵の入った一枚の紙の価値はこれだけ。
 夏目漱石の絵の入った一枚の紙の価値はこれだけ。

 と社会のルールにのっとって「一時的に」「仮に」決められたもの。


■国家が、はい、これは今日からこれだけの価値にさげますよ、とか
 諸外国が、日本のこの紙切れは実はあなた方が思っているほどの価値が
 なかったんだよ、とか、天変地異とか人災、戦争、災害などによって、
 その値はおおきく上下するんですよね。

 だから、大きな社会の変わり目で一気にその価値が上がったり、下がったり
 する間隙をぬって大成功する人もあれば、没落する人々も現れるわけです。


■明治維新や第二次大戦に負けた日本においてもそうでしたよね。
 今までの長者が一夜にして生活困窮者になってしまう。
 今まで日の目を見なかった人があっという間に大長者になる。


■そう考えると、いま、ここにある、100万円、というものほど
 当てにならないものはありません。
 こんなもののために人生をかける必要はない、というのはある一面の真実
 でもあります。


■それは昔のことだろ?と思う人は歴史の勉強をしなおしたほうがよい
 かもしれません。
 たとえば、こんなに恵まれた自由貿易の時代が50年以上の長きに亘って
 続いた国家というのは歴史上存在しない(はず)なのです。

 特に日本国などはそういう状態の上に、浮いている浮きのようなものです
 から、究極的にはコントロールは利かない危いところにいるんですよね。

 今の状態は、明日続くかどうかは分かりません。


■だからこそ。

 お金に囚われるのではなく、得たお金を有効に使うことで、

 ▼手元に得たお金を智恵や知識や情報に変える(失われることはない)
 ▼お金の価値が変動しても安定するシステムを組み上げる(失われることはない)
 ▼お金で買えない信頼関係を友人と作り上げる(失われることはない)

 などなど、無形財にどんどん形を変えていければと思っています。


■私も激しくお金儲けしたいですが、稼いだお金はそういうところに投資したい
 ところです。
 そういうところにお金を還流させることで、社会全体もうまく機能する
 のではないかしらん、と思ってみたり。


■お金儲けを否定しているのではありませんよ。
 ただ、お金儲けの先に何を得たいのか、を明確にする必要があるのではないか
 と思う、今日この頃。

 もう少し、お金についていろいろ思索をめぐらそうと思っています。
 また、新しい気づきがあれば、シェアしたいと思います。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■お金の価値は常に上下する。歴史の変わり目には一気に変動    することが多いので、お金の価値を変わらぬものと盲目的に    信じることは危険。   ■だからこそ、得たお金は、お金のままではなく、失われる    ことのない、より価値のあるもの、永続性のあるものに形    を変えて所有するほうが重要かもしれない。   ■「お金」についての概念について学習したり、思考したり    する時間をとってみても良いかもしれません。

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