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0177号 年収300万円時代の~、への疑問。


■今回は、挑発的に。

 最近、年収300万円時代の~、という本がおおはやりしていますね。

 決して特定の本を指しているのではなく、こういう種類の本がたくさん
 出ている、ということで。

 ※今、AMAZONで「年収300万円」のキーワードでひくと9冊出て
  きました。


■内容としては、社会の二極分化が始まっている。下のほうの階層?
 は年収300万円くらいになるから、これで満足して生きていきましょうよ、
 という趣旨。ほんとにざっくりまとめてしまうと。

 そして、類書にはそういう時代だから副業しましょう、とか、節約法をといて
 みたり、とか。


■私が高校時代(大学のときだったかな?)に『清貧の思想』という
 中野孝次さんという方が書いた本がベストセラーになりました。
 ずいぶん前の話ですね。

 この本にはタイトルどおり、思想性があったと思います。
 しかし、年収300万円~、というのはちょっと。。。


■私はこういう風潮に疑義を呈したい。

 時代背景として、そういう時代が来ているのは間違いないと思います。
 考察としては全くもってその通りだとおもいます。

 何もしなくても、日本人全体で分け合うパイがどんどん大きくなっていった
 高度成長時代。

 自動でエスカレーター式に役職や給与が上がって、それを山分けして
 いればよい時代はとうに終わっているので、時代の流れの解説としては
 間違いないのではないかと思います。

 ただ、そういう時代だから、その年収でもなんとかかんとかやっていきま
 しょうよ、というのはどうもなぁ、と思うのです。


■大体、経営者としてみれば、そういう人材は「全く」欲しいとは思いませんし、
 頼むからそんな人はうちで働いてくれるな、と思います。

 また個人としてみても、その生き方に面白みを見出せるのかちょっと疑問
 に思いました。(大きなお世話かもしれませんが...)


■別に金銭がどうこう、というわけではないけれど、短期的にはともかく
 として長期で見たときには社会に対して提供した付加価値の総量が
 回りまわって、信用とか立場とか金銭の形で返ってくるものです。

 だから、そういった

 「上昇志向を投げ捨てる」

 =(イコール)

 「社会に対して、より多くの価値を提供する事をあきらめる」

 という風潮がどうしても、私には納得できないんですよね。


■私の友人などは「亡国論だ!」なんて息巻いてますが。

 そういった価値観を自分の中で完結させるのであればいいのですが、
 世の中に、アキラメ、あるいは、社会に対して価値提供をしなくても
 いい(と間接的にいっている)のを聞くと、なんとなく違和感を感じる
 のです。

 そうこうしているうちに個人も組織も社会も、どんどんマイナスの
 スパイラルに落ち込んでいくのではないかと危惧します。


■ちょっと思ってみたことを書いていました。
 ご反論もあろうかと思いますが、前からちょっと言ってみたかったんです。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■価値提供の総量が、様々な形でリターンとなって返ってくる。   ■あきらめ、現状維持で生きていこうとすると、大抵の場合    ジリ貧になる。(努力ナシの結果ナシ)   ■厳しい時代背景を認識した上で、どうやって付加価値を生み    出すかを追求した方がよほど楽しい人生を送ることが出来る。

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